鉄建工業の仕事を一言で表すならば、
鉄骨製品をつくる仕事。図面を作成し、形鋼と呼ばれる鋼材に
穴をあけたり溶接したりして、大型建造物の骨組みとなる柱や梁といった
鉄骨をつくり上げていきます。でき上がった製品は全国各地のショッピング
センターやホテル、ビル、学校、病院といったさまざまな建物の
一部となります。
WORK FLOW
仕事の流れ
01
作図・現寸
建物の設計図を元に建設会社や設計事務所と施工スケジュールやディテールの打ち合わせをしながら、鉄骨専用CADを使用して製作に必要な工作図の作図と材料の拾い出しをします。
02
材料発注
製作する鉄骨製品に必要な材料や部品を発注していきます。スケジュールを考慮して、段取り良く注文します。入荷してきた材料は検品して、きれいに整頓(ここ大事!)します。
03
一次加工穴あけ・切断
図面を元に、NCプログラムというソフトに機械を動かすためのデータを入力します。そのデータを機械で読み取り、材料に自動で穴あけ・切断などの加工をしていきます。
04
組立・溶接
取り付ける部品が揃ったら、パーツごとに組み立て、溶接し、建物の骨組みとなる柱や梁の形へと加工していきます。複雑で難易度の高いものでも創意工夫し、高品質な製品をつくり上げています。
05
検査
でき上がった鉄骨製品が図面通り正しく製作されているか、確実な溶接がされているかなど、厳しく検査します。検査は「品質第一主義」を貫くため、独立した品質管理部門が行います。
06
出荷
検査に合格した鉄骨製品はヤード(資材置場)に運ばれ、きれいに並べられます。そしてペンキで塗装された後、大型トラックを使って全国各地の建設現場へと運ばれます。
07
建方
建設現場へ到着した鉄骨製品は、専門の職人によって組み上げられ、日頃よく目にするショッピングセンターやホテルなど、さまざまな建物へと姿を変えていきます。